こんにちは。hikoです。
僕はCADを使った設計の仕事をしており、1日中パソコンを使っています。
仕事用のマウスを自費で購入し1年ほど経ちましたので、その後の変化を書きたいと思います。
結論から言いますとタイトルにもある通り、かなり効率が上がりました。
購入するまでの経緯
ストレスだらけの支給マウス
中途で入社した今の会社。与えられた自分の席は、つい昨日まで誰かが使っていたようでした。
指アカや工業油がついた汚いマウス。有線接続のマウスで、ケーブルにはホコリが付着して動きが悪い。さらに、ホイールはときどき空転し、カーソル飛びも起きる安価なマウスでした。
使っていてストレスを感じることが多く、よくこのマウスで仕事をしていたなと思います。
ワイヤレスで快適に
ワイヤレスマウスを購入してもらいました。某メーカー品で1個あたり約1000円ほど。
ケーブルが無いとこんなにも快適なのかと感激しました。
しかし、数ヶ月でポインターが動かなくなったり、カーソル飛び、ホイールが効かなくなるなどの不具合が発生。
もう一度、同じマウスを買ってもらいましたが、また同じ症状が発生..
こういう小さな不具合は積み重なったり、ストレス耐性が低いときに起こったりすると、大きく効率低下に繋がるんですよね。
ただ、様々なトラブルはありましたが、今後使用するのはワイヤレスが良いと思うきっかけになりました。
自費で何個か購入
職場で支給してもらえるマウスに満足できず、自分のストレス軽減も兼ねてついに自費でマウスを購入することに。
初めにマイクロソフトの3000円ほどのマウスを購入しました。
ホイールボタンの下にWindowsボタンがあり、控えめに言っても使いやすくはないんですけど、開くときは意識して押して開いてました(笑)
支給マウスと比べると組付け精度も高く、高級感もあり非常に満足できるものでした。
ですが、2年ほど使用した後、マウス横のラバーが分解されてぼろぼろと剥がれたり、クリックが反応しなくなったりして壊れてしまいました。
その後、家電量販店やAmazonで、何個かマウスを購入する日々が続きます。
たどり着いたのはゲーミングマウス

現在使用している愛機、ロジクールのG PRO WIRELESSというマウスです。
元々はゲームのプロが使う為に製作されたマウスなので、ネットでのレビュー記事はゲーマーさんが多いです。
ちなみに僕はゲームをしません。詳しく言うとしたいのですが、自他共に認めるゲームセンスの無さで悲しくなるのでやりません(泣)
そんなマウスを持っているのに、ゲームをしないのは勿体ないでしょうか。
ゲームをする目的ではなく、マウスの機能をひとつずつ見ていると、ゲームには合わない機能でも仕事をするには合う、探しても他に無い魅力的な機能がたくさんありました。
大きな機能を紹介していきます。
高精度

このマウスは、世界のトップeスポーツプロフェッショナルの厳格な基準を満たすように設計されています。有線マウスよりポインタ精度も良いので、よくあるワイヤレスマウスに懸念される遅延や接続性などの心配はしなくていいでしょう。
左右対称設計で、両⼿利きデザインのマウスになっています。ビルドクオリティ・組付け精度も非常に良く、様々な高機能を搭載しているもかかわらず超軽量にできています(80g)。
2022年現在、様々な多機能マウスが販売されています。他マウスに一歩譲り負ける一部の機能はありますが、トータルで見ると全ての性能が高くバランスの良いマウスになっています。
また、シンプルゆえに耐久性が高いのも嬉しいです。ごちゃごちゃした機能がついて、すぐに壊れるようでは扱いづらいですし、壊れないように大切にクリックしたりホイールを使っているとそれだけで効率が低下します。
雑というわけではありませんが、普通に使えることが大事ですね。
充電式
ある程度の価格帯のマウスになると充電式が採用されていますが、このマウスも充電式を採用しています。
デスクトップPCの裏からUSBケーブルを繋ぎ、必要なときに充電するというスタイルで使用しています。バッテリーの最大持続時間が約60時間なので、週1回の充電で十分持ちます。
以前使用していたワイヤレスマウスは電池式でした。使用済み電池の処分や、事務室に新品の電池を取りに行く手間が無くなったことが快適ですね(笑)
小さなことですが、より作業に集中できるようになります。
いざ使う時に充電がなくても有線マウスとしても使用できるので心配ありません。
ボタン割り当て機能

左右クリックと中クリック、加えて左右に脱着可能なサイドボタンが2つずつの計4つ。そして、マウスの裏にも1つボタンがあります。
この左右のボタンと裏ボタンに好きなコマンドを割り当てることができます。(このマウス専用のアプリで設定します)CtrlやAlt、Shift、数字テンキー、戻るや進む、コピー、ペーストといった機能まで豊富に揃っています。
僕が以前、使用していたサイドボタン付きマウスは戻ると進むで固定されていました。自分でカスタムできるのはより使いやすいですね。
Gシフト機能

Gシフトという機能がこのマウスにあります。この機能を使うには、Gシフトをどこかのボタンに割り当てる必要があります。
Gシフトを割り当てたボタンを押している間、それ以外のボタンに別の機能を割り当てられる機能のこと。
一見、サイドボタン付ワイヤレスマウスですが、Gシフトにより、追加で最大で7つものショートカットボタンを使うことができるんです。
例えば、
通常は左右クリック、
Gシフトを押し続けたまま左クリックでコピー、右クリックでペースト、中ボタンで切り取り
といった使い方ができます。
便利すぎて、今後この機能がないマウスにはもう戻れないと思っています。
オンボードメモリ機能
このマウスはオンボードメモリ機能があり、プロファイルを5つ保存できます。
ボタンに割り当てた機能の設定を、PCではなくマウス本体に保存することができる機能のこと。
別のPCでマウスを使用をする際に再設定をする必要がなくなる。
このオンボードメモリにより、自宅や他のPCでマウスの設定しておけば、会社のPCに専用アプリがなくても自分の設定したマウスを使えます。(一部の機能・マクロなどは使用できない)
僕の職場はPCがネットに接続されていないのと、セキュリティの制約が厳しいので、この機能があるのも購入の決め手のひとつでした。
プロファイルが5個保存できるということで、
4個、それぞれのアプリ用に設定しました。
基本的にDPI(カーソル移動速度)などは全プロファイルで統一しており、異なるのは1つめのサイドボタンの割り当てや、Gシフトの内容をアプリごとに変えて使っています。

マウス裏のボタンでオンボードメモリを切り替えるボタンを割り当てました。
このマウスはライティングします。(Gのロゴが光る)光色や、光量も細かく設定できます。カッコいいですよね。もちろん常時消灯にもできます。
僕のライティングの使い方は、
設定したオンボードメモリごとにライティングを変えて、色でどのアプリのオンボードメモリかを判別できるようにしています。

CADを使用するときはパープル。

Excelを使用するときはグリーン。
ライティングの光量は微かに光っている程度から、眩しいぐらいまで調整できます。
職場で使用しているので、使い始めの頃は消灯していました。複数のオンボードメモリを使うようになってからは、目立たない程度に微かに光らせています。
アフターパーツが豊富
マウスにアフターパーツ?と疑問に思いますよね。
最近、マウスの滑りが悪くなってきて調べたところ、マウス裏のソールがすり減ってきていました。たまに底のプラスチックが擦れるような音がし、やや不快な状態に..
ですが、さすがゲーマーが使う有名マウスということで、サードパーティ製も含め何社から貼替え用のソールが販売されています。滑りやすさ重視のものから耐久性重視のものまで様々なラインナップ。
以前、使用していたマウスでソールが完全にすり減り、プラスチックが擦れて机が傷つくことがありました。それが原因で廃棄しましたが、このマウスはソールを貼替えるだけなので、メンテナンスしていけば本当に長く使用できますね。
使い始めてからの変化
効率が上がり作業時間が短くなった
主に仕事時間の9割はPCでCADを使っていますが、ExcelやPowerPointのインターフェースのように、ある機能のコマンドボタンを押して製図しての繰り返しなんですね。
僕が使っているCADはある程度カスタムができて、よく使うコマンドをショートカットキーや配置変更して使っていましたが、それでも画面内でのカーソルポインタの行き来が面倒だと感じていました。
キーボードに手を置いている近くのショートカットキーも全て割り当て済みの状態です。
そこで、Gシフトを使い、物理的に片手で押せないキーにもショートカットを割り当てて、(ショートカットキーを記憶する手間はありますが)カーソルポインタの行き来を減らして作業するようにしました。
ほんの1秒や数秒のことですが、塵も積もれば1分、1時間と変わってきますよね。作業効率が上がり、結果的に仕事時間も短くなって残業時間が減りました。
マウスによるストレスが無くなった
忘れかけていましたが、初めはこれがメイン問題だったんですよね(笑)
カーソル飛び、遅延、ケーブルの引っかかり、どれも気になる前は普通にスルーしていたことでした。しかし、一度気になり始めると中々忘れられません。
小さなストレスが無くなると、心の余裕にも繋がりますね。より集中できることで作業時間の短縮にもう一役買っていると思います。
デメリット
ここまでメリットばかり書いてきましたが、次はデメリットについて紹介したいと思います。
価格が高い
新品価格で12,280円。仕事のために自費でこの金額を出すのかというところですよね。性能や機能からすると妥当かもしれませんが、1マウスとして見ると非常に高価格なのは紛れもない事実。
特徴を挙げてみました。全ての条件を満たしているマウスは中々ありません。逆に条件を満たすマウスはこのぐらいの価格になってきます。
僕は、仕事で使うマウスを途中から自費で購入していました。次第に購入する価格帯も上がってきて、割とハードル低く買ってしまいました(笑)
Gシフトとオンボードメモリ機能がある有線マウスもあるので、そちらから試してみるのも良いと思います。
他のマウスが使いづらくなる
このマウスに慣れてしまうと、今まで普通に使っていた共用PCなどが使いづらくなりました。理由としては上記に挙げた理由が多いのですが、マウスが滑りづらい、ショートカット(Gシフト)がない等です。
このマウス導入後は、共用PCでCADやExceの作業をしなくなりました。このマウスの接続方法がUSB-Aによるレシーバー接続なので、持ち運んでの接続は簡単だと思います。何か工夫して、対策ができるといいですね。
まとめ
今回はゲーミングマウスを仕事で使用することについて記事にしました。
非常に高い買い物ではありますが、このマウスがもらたしてくれる恩恵は非常に大きく、使い手の仕事内容やスピードを劇的に変えてくれるでしょう。
僕は仕事時間を短縮できましたが、言い換えれば限られた時間でも沢山の仕事をこなせるようになります。時間の使い方は、命の使い方。限りある時間をもっと有効に使って生活していきたいですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!